U-2's Page

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2009年3月10日,再びU-2Sに会えることができた。もう厚木基地や横田基地の公開日にU-2にお目にかかる事もないとU-2との再会を半分諦めていた。今回嘉手納基地で再会できるなんて考えてもいなかっただけに嬉しさ二倍であった。丁度F-22の嘉手納での訓練を撮影に、某国から休暇を取って出かけたタイミングであった。

  2009年3月8日(日)の夕方那覇空港に到着、月曜日9日から4日間の日程で嘉手納で撮影を計画した。ところが何と月曜&火曜日と地元高校の受験日と言うことで飛行が自粛され、F-15もF-22も全く飛ばなかったのだ。がっかりした2日間であったが、日曜の夕方にU-2が降りているとの噂が流れてきた。只、U-2が嘉手納でミッションをすると言う確証は何も無く、期待もしなかった。噂通りU-2は日曜に飛来したようだが、火曜日の天候が良い朝7時過ぎに離陸して何処かに行ってしまった。離陸の様子を見たマニア曰く「いつものU-2らしい、ものすごい高い離陸だったよ」・・まぁ仕方ないか、しかし 一応夕方帰ってくるのを期待して準備だけはしておこうと、午後からはRW/05の降りで待っていた。夕方 16;45 帰ってくるとしたら、もうそろそろだなと西の空を見ると・・・来ました!!U-2である。久々の出会いに身体からアドレナリンが一気に出て、感激の一瞬に震える。
Wings
U-2の塗装は光の反射を抑えた黒色であるが、どう言う訳か両翼の下面の一部は磨きのかかったようなツルツルとした塗料で塗られている為、海の光を受けて少し明るくなっているのである。この80-1084は、2009年のオーサン基地公開時に展示飛行を行っている。
(80-1084)
翌3月11日も早朝6時半に離陸していったU-2S、昨日撮影できたので気持ちに余裕はあったが、嘉手納でもそうそう撮影できる被写体ではない。柳の下のもう一匹の泥鰌を狙って、今度はR/W05の海岸線にある公園の方でU-2を待つことにした。天候は曇り、西日を浴びた昨日のような写真は期待できないが、距離をとって機体の右側を撮影したかった。17:13分「もう明るい内は帰ってこないな」と撮影を諦めた頃、ゆっくり海岸線に近づく黒い機体が見えた!再び撮影のチャンスを与えてくれた神に感謝しながら、シャッターをきった。同機は3月24日にオーサンへ帰投した。
(80-1094)
2009年8月22日横田基地公開日、15:21に突然飛来しパスを見せてくれたU-2S(80-1094)。韓国オーサンに派遣されている9th SRWの機体であるが、テールレター”BB”が未記入で少し残念。15:21とその3分後15:24にもう一度フライパスを行い、着陸を期待したがそのままオーサンへ帰って行った。今年は、嘉手納で(80-1084)を撮れたし、U-2Sに恵まれた年であった。
日曜日8日の飛来時は、「Dragon 51」で降りたそうである、確かにドラゴンレディと呼ばれているが余り使われたことの無いコールサイン。10日はマニア諸氏皆が「ドラゴン○○」を聞き逃すまいとラジオに耳を傾けたが、今度のコールサインは「Tora ○○」 毎日コールサインを換えての飛来である。

写真は、16;45 西の空に黒いシルエットを現したU-2S。
背中の衛星通信用のドームが、黒い不気味な機体に更に一層の迫力を加える。少し手前から撮影しないと、このドームは翼に隠れてしまう。